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環境ニュース[国内]

鯨類が漁業に与える影響についての調査実施を合意 第24回FAO水産委員会の結果

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】水産庁/2001.03.05 発表

 平成13年2月26日〜3月2日、イタリア・ローマの国際連合食糧農業機関(FAO)本部において、FAO加盟101カ国の参加により、第24回FAO水産委員会が開催された。
 今回の会議の成果のうち、鯨類に関する事項では、日本が北西太平洋における鯨類捕獲調査結果についてプレゼンテーションを行い、鯨類が漁業に与える影響に関する調査をFAOにおいて進めることが合意された。また日本は、南氷洋の海洋生物資源利用および利益配分への途上国の参加をテーマとした会議の開催を平成14年または平成15年に日本で開催したいという提案を表明した。
 更にかつお・まぐろ漁業に関する事項では、平成11年2月の第23回FAO水産委員会で提案された便宜置籍漁船などのIUU(違法・無報告・無規制)漁業に関する国際行動計画が今回の会議で策定され、この国際行動計画には、特に原則として、便宜置籍漁船の受け入れを禁止するとの規定が盛り込まれた。また日本は、世界レベルでのかつお・まぐろ資源や漁業の影響調査、特に大規模まき網漁業についての状況調査の実施を求め、複数の国の支持を得た。漁業補助金については、日本より、FAOにおいて引き続き検討を行うべきという提案が行われ、支持を得た。第25回会合は平成15年の初頭、同じくローマのFAO本部にて開催の予定。【水産庁】

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