一般財団法人環境イノベーション情報機構
岡村製作所、オカムラグループ「CSR Report 2012」発行、各分野での活動を報告
【エコビジネス 環境報告書】 【掲載日】2012.08.23 【情報源】企業/2012.08.21 発表
岡村製作所は、利害関係者(ステークホルダー)にCSR(企業の社会的責任)の取り組みを伝えるオカムラグループ「CSR Report(レポート) 2012」を発行した。同社と主要関係会社18社の2011年度の各分野での活動を紹介するとともに、CSR方針に基づく活動状況を報告した。前年の「CSR Report 2011」に寄せられた意見を受けて改善を図った。CSR Report 2012は「持続可能な社会のために」と名付けた特集を組み、(1)「これからも、東北とともに」(2)「自然災害リスクへの対応」(3)「生物多様性保全に向けた取り組み」の3つのテーマでトピックスをまとめた。(1)は被災地への義援金や家具などの物資提供、(2)では大規模災害を想定した事業継続計画が重要になる中、活動と提案を示した。
(3)の生物多様性保全については、英語でドングリを意味する「ACORN(エイコーン)」と呼ぶグループの行動で掲げる、木材利用による森林健全化、自然環境に学ぶ、環(わ)を広げる――の3種のアクションプランの取り組みを報告。国産材・地域材を利用した家具「HAGI(ハギ)」シリーズの開発や、製品発表会での啓発活動などを取り上げた。
CO2排出量の削減に関しては、2005年度比12%の削減、排出量4万1972tの目標に対し、2011年度の排出量は3万8418tとクリアした。生産量の増加から前年よりは増えたものの、節電の効果から微増に抑えられた。CSR Report 2012ではステークホルダーの声を基に内容を分かりやすくしたほか、詳細な内容をウェブサイトで公開し、特集部分を小冊子にした。【(株)岡村製作所】