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環境ニュース[国内]

瀬戸内海のさわらについて「資源回復計画」作成 5年で資源量2割増目指す 

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2002.04.15 【情報源】水産庁/2002.04.12 発表

 水産庁では、日本周辺の水域資源の積極的な回復を図る「資源回復計画」の第1号として、瀬戸内海のさわらの資源回復計画を作成した。
 さわらは瀬戸内海を代表する魚種のひとつであるが、近年の漁獲量は年500トン以下と、漁獲量のピーク時であった1986年の6,300トンと比べると大きく落ち込んでいる。資源水準も1987年時点の18,000トンの約10分の1である1,800トンまで減少している。
 このため、今回の計画では今後5年間のうちに、資源量を2割程度増加させることを目標に、14年度漁期から(1)海域や漁法の種類によって禁漁期間を設置すること、(2)全域でさわら流し網漁業の網目を10.6センチメートル以上とする統一的な網目規制を実施すること、(3)種苗放流、藻場造成を実施すること−−などを盛り込んだ。
 資源回復計画は直接的に法に基づくものではなく、予算措置として国が作成するものであるが、必要な場合には資源管理法による漁獲量や漁獲努力量の管理制度、漁業法による規制措置を講じる、とされている。【水産庁】

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