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環境ニュース[国内]

環境省 東日本大震災の被災地におけるアスベスト大気濃度調査(第3次モニタリング)におけるアスベスト飛散事例を公表

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2011.11.18 【情報源】環境省/2011.11.18 発表

 環境省は、平成23年11月18日、東日本大震災に被災地において実施しているアスベスト大気濃度調査(第3次モニタリング)のうち、これまでに終了したモニタリング調査地点の中に建築物におけるアスベスト除去工事において、集じん・排気装置の不具合によると思われるアスベスト飛散を確認したことを明らかにした。
 今回アスベスト飛散を確認したのは、栃木県真岡市において平成23年10月1日にアスベスト除去工事を行っている現場で、敷地の風下の境界2箇所、石綿が直接外部に飛散しないように設けられた室の入り口の外側1箇所、集じん・排気装置の外部への排気口※付近2箇所、アスベスト露出箇所で調査を行ったところ、集じん・排気装置の外部への排気口付近1箇所の資料を採取したところ、排気口でアスベスト繊維を14[本/ℓ]検出した。また、建屋境界で、1.2一般大気濃度に比べやや高めの濃度である[本/ℓ]、2.3[本/ℓ]のアスベスト繊維を検出した。
 環境省では、調査は建屋付近で測定を行っており、敷地境界までは距離があることから、周辺環境への影響はなかったとしている。【環境省】

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