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環境ニュース[国内]

2001/2002年の南氷洋鯨類捕獲調査船団が帰国

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2002.04.04 【情報源】水産庁/2002.04.03 発表

 水産庁は、平成14年4月4日に2001/2002年の南氷洋鯨類捕獲調査(石川創調査団長)に従事する調査母船調査母船「日新丸」、調査標本採集船「勇新丸」、「第1京丸」、「第25利丸」、目視専門船「第2共新丸」が日本に帰還したことを発表した。
 南氷洋鯨類捕獲調査は、国際捕鯨委員会(IWC)を設置した国際捕鯨取締条約第8条に基づき1987/88年から実施されている調査で、南氷洋でのミンク鯨をはじめとする鯨類の生物学的・資源的データの収集、鯨類を中心とする南氷洋の生態系の解明を目的に実施されている。
 15回目にあたる今回の調査では、調査船団が平成13年11月6日に山県下関港より出航、南氷洋第3区の一部と第4区の海域で、ミンク鯨440頭を捕獲したほか、ミンク鯨の発見群数として過去最大の2,289群5,460頭を発見し、ザトウクジラも一昨年を大きく上回る1,356群2,656頭を発見した。
 更に大型ヒゲクジラの個体識別用写真の撮影や、バイオプシー標本採取などの目視以外の調査、計量魚探やXCTD(深度水温塩分記録計)、EPCS(表層生物環境モニタリングシステム)などの観測機器類を用いた海洋環境調査も同時に行われた。【水産庁】

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