イギリス、グリーン・ディール政策を推進する法定策定作業を12月に開始

【環境行政 法令/条例/条約】 【掲載日】2010.11.16 【情報源】イギリス／2010.11.02 発表

　11月3日、イギリスのエネルギー・気候変動省（DECC）のヒューン大臣は、英国議会において、12月中に、グリーン・ディール政策を推進する法律制定作業が開始すること、さらに、この政策により、2015年までに10万人の雇用が創出される見込みを公表した。このグリーン・ディール政策は、所有不動産や賃貸不動産に関わらず、全ての不動産に対し、エネルギー効率を可能にする政府の新しい革新的な政策である。
予定では2012年秋から実施可能となるグリーン・ディール政策は、「エネルギー調査とエネルギー効率対策の助言の提供」、「認定された提供者を通じたグリーン・ニューディール資金へのアクセス」、「エネルギー効率パッケージの授与」の3段階により実行される。
　ヒューン大臣は、「これは、経済と雇用において重要な機会。今後5年間で10万人の雇用が創出され、長期的には、雇用、環境、エネルギー安全保障につながる方法で、経済を成長させる」とコメントした。【イギリス・エネルギー・気候変動省】