一般財団法人環境イノベーション情報機構
2,677団体を対象に実施 森林づくり活動についてのアンケート集計結果を公表
【自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2010.09.09 【情報源】林野庁/2010.09.09 発表
林野庁は、平成22年9月9日、森林ボランティア団体を対象に実施した森林づくり活動に関するアンケート集計結果を公表した。このアンケートは、森林ボランティア団体の概要や活動状況を把握し施策の参考とするため、同庁が9年度から3年に1度実施しているもの。調査項目は、[1]団体の概要、[2]森林づくり活動の内容、[3]森林づくり活動の場所、[4]森林づくり活動における課題、[5]安全確保と指導者、[6]市民活動に対する制度・支援措置への意見−−など。
今回は都道府県から報告があった森林ボランティア団体計2,677団体を対象に、22年2月から3月にかけて調査票を送付する形式で実施し、うち1,205団体から回答を得た(回収率45%)。
公表内容によると、森林づくり活動の目的を聞いた質問(複数回答可)では、「里山林など身近な森林の整備・保全」を挙げた団体が約73%と最も多く、「環境教育(約53%)」、「社会貢献活動(約38%)」「森林に関する普及啓発(約37%)」、「手入れの遅れている人工林の整備・保全(約35%)」などがこれに続いていた。
また、森林づくり活動で苦労している点として「資金確保」をあげる団体が約74%と最も多く、また「支援制度や各種手続き等の情報提供」については外部のサポートが必要だと考える団体が多いなど、森林ボランティア活動の拡大に伴い、外部からの支援方策等が課題となっている。【林野庁】