カツオ・マグロ類の保存管理強化へ　日中間で協力

　水産庁は、平成22年8月27日に山田正彦農林水産大臣と中国の韓長賦中国農業部長が中国・北京において会談し、カツオ・マグロ類資源の保存と持続的利用確保のため、日中間での協力を強化していくことを確認したと発表。
　中西部太平洋海域では、各国の大型まき網漁船の隻数増大が続いており、カツオ・マグロ資源への影響が懸念されているなか、カツオ・マグロ類資源の保存と持続的利用確保のため、日中間での協力を強化していくことを確認したもの。
　協力の内容は、以下のとおり。
○日中両国は、中西部太平洋における無秩序な大型まき網漁船の増隻抑制に協力する。
○中国側は、中西部太平洋において中国企業が所有する大型まき網漁船を現状より増やさない。
○日本側は、中国業界の漁獲枠不足を軽減するため、地域漁業管理機関における日本漁獲枠の移譲等を通じて、中国側と協力する。

【水産庁】