一般財団法人環境イノベーション情報機構
中国産野菜の残留農薬モニタリング検査結果 2,515件中9件の違反を発見
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2002.02.15 【情報源】厚生労働省/2002.02.13 発表
厚生労働省では平成14年1月を「中国産野菜検査強化月間」と定め実施した、中国産野菜についての残留農薬モニタリング検査結果を公表した。中国産野菜については、昨年「安全基準を超える残留農薬が検出された」との報道があり、この報道に基づき厚生労働省が中国政府に確認を行ったところ、中国側も対日輸出野菜については検査などの安全対策を講じているものの、中国国内で流通している野菜の50%近くが残留農薬の安全基準値を超え、多数の中毒患者が発生しているという事実が判明している。
今回のモニタリング調査は、中国産野菜についてのこのような深刻な状況を受けて実施されたもので、2,515件約3万3,280トンの野菜について残留農薬を調べたもの。
なお調査の結果では、オオバ、パクチョイ、ニラ、サイシン、ケール、ブロッコリーなど計9件で残留違反が認められ、違反事例で検出されたのは、フェンバレレート、クロルピリホスなどいずれも殺虫剤だった。【厚生労働省】