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環境ニュース[海外]

EU アメリカ・中国の温室効果ガス排出削減目標にコメント

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.12.07 【情報源】EU/2009.11.26 発表

 アメリカと中国が、第15回気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)を前に、温室効果ガスの排出削減目標を発表したことを受け、EU議長国スウェーデンのラインフェルト首相と欧州委員会のバローゾ委員長は、これを歓迎する声明を発表した。
 アメリカの提案については、2020年の目標(2005年比で17%減)にはやや失望するとしながらも、2025年と2030年には一層の削減につなげると提案している点(2025年には2005年比で30%減、2030年には42%減)に注目したいと述べ、アメリカの交渉方針を転換したオバマ政権の努力を評価した。また、途上国への支援策について、引き続きアメリカと協議する必要があると述べた。
 また中国の提案については、中国が地球温暖化防止に取り組み始めている点を評価しながらも、目標値(2020年までに、GDP当たりの温室効果ガス排出量を2005年比で40〜45%削減)については、やや失望するとコメント。一方で、ブラジルやインドネシアに続いて、主な途上国が具体的な数値を提案する準備を進めていることは良い兆候だと指摘した。
 EUでは、アメリカや中国の提案を慎重に分析し、両国の代表団と緊密にコンタクトをとっていくとしている。【欧州委員会環境総局】

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