一般財団法人環境イノベーション情報機構
北太平洋のまぐろ類資源量、「比較的安定」と評価 第3回北太平洋マグロ類暫定科学委員会
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2002.02.08 【情報源】水産庁/2002.01.30 発表
平成14年1月22日から30日にかけて、長崎県長崎市で、第3回「北太平洋におけるマグロ類及びマグロ類類似種に関する暫定科学委員会(ISC)」が開催された。今回の会合には日本、米国、韓国、台湾、ロシアの5か国とオブザーバーとしてIATTC(全米熱帯まぐろ類委員会)、FAO(国連食糧農業機関)、SPC(太平洋地域機関)が参加。各国からまぐろ漁業に関する報告がなされたほか、ISCの研究体制として(1)くろまぐろ資源の統計学的解析手法開発のための専門部会を創設する、(2)めかじきの新たな資源評価モデルの開発取組みを強化する、(3)かつお資源を検討対象に追加する、(4)データベースを設置・充実する−−ことなど、ISCの分析・評価体制強化が合意された。
なお、同会合では北太平洋でのくろまぐろ、めかじき、びんなが、めばち、きはだなどの資源評価も行われたが、この地域では減少傾向にある魚種がなく、いずれの資源量も比較的安定しているとされた。【水産庁】