EU環境閣僚理事会　IPPC指令等の改正に合意

　欧州環境閣僚理事会が6月25日、ルクセンブルグで開催され、産業からの汚染排出に関する指令の改正等について合意した。
　今回の合意は、総合的汚染防止管理指令（IPPC指令）など7つの指令を一本化し、特定の条項を簡素化するという欧州委員会の2007年12月の提案を踏まえたもの。企業の競争のゆがみを無くし、行政手続きの負担を軽減する。一方で、利用可能な最良の技術（BAT）の適用を強化し、大規模燃焼施設からのNOx、SO2等の有害物質の排出を削減するという。
　この他、理事会では、EU生物多様性行動計画と外来種に関する決議、バイオ廃棄物に関する決議が採択された。
　また、地球温暖化に関し、12月のコペンハーゲン会議での合意に向けた進捗状況について意見交換が行われた。【欧州環境閣僚理事会】【欧州委員会環境総局】

プレスリリース：欧州環境閣僚理事会プレスリリース（PDF形式）