一般財団法人環境イノベーション情報機構
EANET(東アジア酸性雨モニタリングネットワーク)第9回政府間会合開催される
【地球環境 酸性雨】 【掲載日】2007.11.22 【情報源】環境省/2007.11.22 発表
2006年11月19日・20日の両日、ラオス・ビエンチャンで、東アジア酸性雨モニタリングネットワーク(EANET)に関する第9回政府間会合が開催された。EANETはアジア各国が参加している酸性雨観測のネットワークで、各国が共通の手法で酸性雨のモニタリングを行うことにより、酸性雨の現状について各国間の情報・意識の共有化を図り、その科学的基盤に立ち、国際協調の下での酸性雨対策につなげていくことを目的にしている。
今回の会議では、(1)EANETの設立基盤を強化するための文書の検討、(2)第7回科学諮問委員会の成果の報告、(3)事務局及びネットワークセンターの活動の報告、(4)2008年作業計画及び予算の検討及び決定−−などが議題となった。
このうちEANETの設立基盤を強化するための文書の検討についは、文書の法的性格やスコープについて議論がなされ、今後、各国からの意見等を反映した単一の交渉テキストを作成し、引き続き将来発展作業部会において検討を行い、その結果を第20回政府間会合に報告するとされた。
第7回科学諮問委員会の成果の報告については、18年の第8回政府間会合において採択された、5年間(2006〜2010年)のEANETの活動計画に係る「EANET発展戦略」に基づく活動を実現するため、2つのタスクフォースと4つの専門家グループを新しく設置することが合意されました。
また、EANET事務局及びネットワークセンター((財)日本環境衛生センター酸性雨研究センターが指定を受けている。)の18年度の業績について報告がなされたほかEANETの2008年活動計画及び予算についての事務局案が承認された。【環境省】