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環境ニュース[海外]

トゥールーズAZF工場事故の報告書公表

環境行政 行政資料】 【掲載日】2001.11.13 【情報源】フランス/2001.11.02 発表

 9月にフランス トゥールーズで起きた化学肥料工場の爆発事故に関する報告書が、イヴ・コッシェ国土整備環境大臣に提出された。報告書では、AZF工場の管理状態、施設検査の実施状況、現場周辺の都市計画地区の状況などが正確に示されている。また、産業リスク管理政策向上のための勧告として、アンモニウム硝酸塩規則、施設検査の効果、危険性に関する精密な検査、リスクを伴う産業付近の都市計画管理、公衆参加と情報手段の向上、緊急計画テストなども提示された。
 ほぼ1ヶ月で策定されたこの報告書をベースに、特に環境に関する影響や管理者が実施する予防手段など、これを補完する鑑定報告書が作成される予定。
 また、同大臣は、10月29日のEU環境閣僚理事会で、この事故に関する覚書として、欧州レベルでの産業リスク予防向上のための7つの対策を提案した。7項目には、セベソII指令の検討、アンモニウム硝酸塩関連リスクについて加盟国の交流促進、リスクを伴う産業活動と住民との共存について加盟国の交流促進、危険施設の管理手法の調和に関する検討 などが盛り込まれている。

報告書の問い合わせ→
annick.rousselet@environnement.gouv.fr

【フランス環境・国土整備省】

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