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環境ニュース[国内]

ハイリゲンダム・サミット開幕目前 日米・日仏首脳会談でも気候変動問題が話題に

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.06.08 【情報源】首相官邸/2007.06.06 発表

 「G8ハイリゲンダム・サミット」の開幕を目前に控えた2007年6月6日午後に、安倍首相は開催地・ドイツのハイリゲンダムで、ブッシュ米大統領、サルコジ仏大統領と首脳会談を行った。
 07年4月の安倍首相の訪米時に続いて2回目となる日米首脳会談では、安倍総理が気候変動問題に対する日本の新提案「美しい星50(注1)」の内容などを説明したことに対し、ブッシュ大統領も排出量が増大している中国・インドを含めた気候変動対策の枠組みを構築していくことの重要性や、省エネ、技術革新の重要性に言及。実効性ある新たな気候変動対策の国際的枠組みの構築に向け、日米が協力していくことで両首脳の意見が一致した。
 07年5月に仏大統領に就任したばかりのサルコジ大統領との首脳会談でも、北朝鮮の核問題・拉致問題、安保理改革などとともに、気候変動問題がとりあげられ、サルコジ大統領が「気候変動問題に対する安倍首相総理からの提案を高く評価する」と述べたのに対し、安倍首相は「主要排出国を取り込んだ実効性ある将来の気候変動対策の国際的枠組みの実現に向け、フランスと協力していきたい」と答えた。
 ハイリゲンダム・サミットは、これらの会談の後に開かれた、ドイツのメルケル首相夫妻主催の6日夜の非公式夕食会をもって開幕した。 【首相官邸】

(注1)「美しい星50」は、(1)2050年までに、世界全体の温室効果ガスの排出量を半減させることを目標として、革新的技術の開発と、環境に調和したライフスタイル・社会システムづくりに日本が積極的に取組み、その成果を「日本モデル」として世界に発信すること、(2)京都議定書が規定していない2013年以降の気候変動対策の国際的な枠組みを、経済発展と両立可能で、各国の削減能力・事情に配慮した柔軟で多様性のある内容とし、全主要排出国の参加が得られるものとすること、(3)07年度中に京都議定書目標達成計画を見直し、「1人1日1キログラムの温室効果ガス削減」を目標とした国民運動を新たに日本国内で展開していくこと−−の3点を包括的な政策として示したもの。

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