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環境ニュース[国内]

新潟県が同県佐渡海区のマナマコについて「資源回復計画」を作成

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2007.06.08 【情報源】水産庁/2007.06.05 発表

 新潟県は同県佐渡海区のマナマコについての「資源回復計画」を作成し、2007年6月5日付けで公表した。
 「資源回復計画」は悪化傾向にある日本周辺水域の水産資源の回復を漁業関係者や行政が一体となって取組むために策定されるもので、複数県にまたがり分布する資源については国が、分布が一都道府県内にとどまる場合は都道府県が計画を作成することになっている。
 新潟県佐渡海区のマナマコは、1989年には164トンの漁獲量があったが、94年以降は80トン前後で推移。この中で04年以降の真野湾の漁獲量の増加が著しく、過剰な漁獲圧が資源に影響を与えると懸念されている。
 今回の「資源回復計画」は、07年度から11年度までの5年間を計画実施期間とし、94〜03年の平均漁獲量87トンをめやすとした漁獲量の維持を目標に設定している。
 この目標を達成するための資源回復措置としては、(1)休漁期間の設定、(2)体重150グラム未満のマナマコの採捕禁止、(3)体重制限に合わせた桁網(けたあみ)の網目規制、漁獲量制限、保護区域設定、漁法制限などの検討、(4)種苗放流技術の開発、(5)自然石投入による生息場の造成や海底耕耘・清掃作業による漁場環境の改善、(6)漁獲努力量の削減に対する公的担保措置の実施、(7)資源動向の調査・評価−−などを行うとしている。【水産庁】

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