一般財団法人環境イノベーション情報機構
東アジア酸性雨モニタリングネットワーク第3回政府間会合、タイで開催
【地球環境 酸性雨】 【掲載日】2001.11.07 【情報源】環境省/2001.11.07 発表
2001年11月19・20日の両日、タイのチェンマイで、東アジア酸性雨モニタリングネットワーク(EANET)第3回政府間会合が開催される。また、これに先立ち、11月14から16日にかけては第1回科学諮問委員会、同17日には財政措置に関する非公式会合も開催される。EANETは、現在アジア10ヵ国が参加しているネットワーク。各国が共通の手法で酸性雨のモニタリングを行うことにより、酸性雨の現状について各国間の情報・意識の共有化を図り、さらにその科学的基盤の上に、国際協調の下での酸性雨対策につなげていくことを目的とし、2001年1月から本格稼働を開始している。
今回の政府間会合では、第2回政府間会合で国連環境計画(UNEP)を将来の事務局とすることが決定されたことを踏まえ、具体的な事務局の内容に関するUNEPからの提案、ネットワークの財政措置、2002年の作業計画と予算を審議するほか、科学諮問委員会では、2000年データ報告書と各国モニタリング計画、精度保証/精度管理プログラムの実施、将来の研究活動などの事項を検討する。
なお、カンボジアからEANETへの参加申請が出されており、今回の会議で参加が承認される見通しである。また、ラオスからもネットワークへの参加申請が提出される見通し。【環境省】