中国　江蘇省、今後5年間で環境保護に3500億元を投じる

【環境行政 行政資料】 【掲載日】2007.05.24 【情報源】中国／2006.01.10 発表

　先日、江蘇省環境保護局が明らかにしたところによると、第11次五ヵ年計画期間(2006−2010年)中、省内の環境保護の総事業費は3500億元となる見通しを示した。
　同省は環境産業を基幹産業、成長産業と位置付けてその発展を支援し、今後環境産業発展計画を定める。環境産業政策は、市場誘導型とし、企業を主体とし、20社の年収入10億元以上の環境産業中核企業を重点支援し、中小企業は専門性、特殊性、斬新性を発展の方向性とするように導いていく。宜興、常州、蘇州の国家級環境産業団地の発展を支援し、環境産業重点分野の重要技術の開発に力を入れ、産業連関チェーンを延長する技術、ゼロエミッション技術、有毒有害原材料代替技術、資源リサイクル技術などを発展させる。また環境産業情報データベースを整備し、環境法律事務所、環境監査事務所、環境監理事務所など仲介機関の環境産業市場規範化の役割を発揮させる。環境産業発展のための価格、財政、税制面での優遇政策を導入し、汚染処理施設や緊急に必要な汚染処理技術に対して全税措置を実施する。【中国環境報】