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環境ニュース[海外]

中国 環保総局:新政策で環境型自動車生産を奨励 5社が3年間環境検査免除

環境行政 法令/条例/条約】 【掲載日】2007.05.23 【情報源】中国/2005.11.04 発表

 国家環境保護総局は先日、上海GM、一汽嬌車股分公司、広州本田汽車有限公司、北京現代汽車有限公司、神龍汽車有限公司の5社の軽自動車メーカーに対して、初めてとなる生産環境規定実施の検査免除措置を決定した。
 環保総局はこれまで、「軽自動車生産環境規定実施監督管理強化に関する公告」、「大型自動車及びその発動機生産環境規定実施監督管理強化に関する公告」、「二輪自動車生産環境規定実施監督管理実施に関する公告」の自動車生産環境規定の検査免除に関する通達を出してきた。通達にある条件を満たす自動車メーカーは、環保総局に申請し、審査を経て決定される。
 申請は、大型車、軽自動車、二輪自動車別に、品質保証システムを導入して第三者認証を取らなければならない。有効な生産環境規定実施保証計画書を作り、汚染排出重要部分に関する、完全で生産指導的な図面・技術文書などが必要となる。環保総局に資料を提出していた自動車メーカーは申請が可能である。
 環保総局汚染規制司の汪処長によると、「生産環境規定実施検査免除企業」の称号を得ると、3年間の検査免除措置が受けられるという。この期間、企業が自主的に生産環境規定を遵守し、もし品質に問題があるとの苦情が寄せられた場合は、資格を取り消され、2年間申請が認められない。この制度により企業に対する政府の干渉が減り、企業の国際競争力が高まる。従来の「政府強制管理体制」から「政府の監督と企業の自主管理」体制へと変わり、環境型企業に良好な生産環境を提供できるとしている。【中国環境報】

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