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環境ニュース[海外]

中国 国家環境保護総局が「2004年中国環境状況公報」を公表

環境行政 行政資料】 【掲載日】2007.05.15 【情報源】中国/2005.06.03 発表

 国家環境保護総局が「2004年中国環境状況公報」を公表した。これによると2004年の環境状況は次の通り。
 淡水環境は安定。七大水系の水質は前年なみで、太湖・テン池の水質は改善が見られ、巣湖の水質は変化がない。都市飲料水源地水質は少し改善し、47重点都市の飲料水源地水質は、25都市で基準達成率100%、8都市で基準達成率80〜99.9%、1都市で基準達成率ゼロであった。
 海洋環境は良好。近海のほとんどの海域で水質は良好であるが、一部の海域は汚染が深刻で、遠海は良好である。年間赤潮発生は96回、前年比23回減。
 都市の大気・騒音環境で大きな変化はない。大気環境はほぼ前年並みで一部汚染の深刻な都市で改善が見られた。二酸化硫黄規制区の一部都市では二酸化硫黄汚染が多少改善されたが、酸性雨規制区内の二酸化硫黄濃度2級基準達成都市の割合は低下した。道路交通騒音も良好である。
 工業固形廃棄物発生量は12億tで前年比20%増、排出量は1792万tで前年比7.7%減、総合利用量は6.8億tで総合利用率は55.7%で前年なみ。
 土地環境状況関係では、土壌流失面積は356万k平方メートルで国土面積の37.1%を占め、全ての省・自治区・直轄市に及んでいる。中国全土で各種の2195の自然保護区が作られ、総面積は1億4822.6万haとなり、前年に比べ195区、424.5万ha増加。都市の緑化面積は95.98万ha、前年比8.9%増。90%の利用可能な自然草原で毎年200万haの速度で劣化現象が見られ、改善の兆しはない。【中国環境報】

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