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環境ニュース[海外]

EU環境責任指令 4月30日より施行

環境行政 法令/条例/条約】 【掲載日】2007.05.11 【情報源】EU/2007.04.27 発表

 本年4月30日から、環境損害に対する責任ルールを定めた環境責任指令が施行される。
 この画期的な指令は、1980年代後半から議論されてきたものであり、EC条約に規定のある「汚染者負担原則」に基づく、EUで初の法令である。
 同指令は、今後、EU域内において生じた環境損害が予防、回復され、かつ、原因者がその負担を負うことを確保するもの。責任を負う可能性のある者は、本指令に掲げられる危険な、あるいは潜在的に危険な活動をする事業者。このような活動には、大気・水中への重金属の放出、化学物質の生産、焼却、埋立などが含まれている。その他の事業活動を行う者も環境損害の責任を負うことはあるが、過失がある場合に限られる。
 また、環境損害には、ヒトの健康に重大な影響を及ぼす土壌汚染のほか、水資源、自然生息地、動植物に対する損害が含まれる。
 EU加盟国は、4月30日までに本指令を国内法制化する義務を負っているが、一部の国ではなお未達成である。【欧州委員会環境総局】

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