一般財団法人環境イノベーション情報機構
インドネシア・フィリピン・日本が合同流出油防除訓練を実施
【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2001.10.25 【情報源】海上保安庁/2001.10.24 発表
海上保安庁は、インドネシア・フィリピン・日本が合同で実施する流出油防除総合訓練に参加するため、巡視船「やひこ」と航空機「ファルコン」を2001年11月8日から10日まで、インドネシア・バリ島に派遣する。この訓練はもともと、インドネシア・フィリピン両国が協定に基づき、1988年以降ほぼ隔年で実施してきたものであったが、両国の周辺海域が中東から日本に向かう主要タンカールートにあたり、この海域での油流出事故の発生が日本へ与える影響が大きいことが予想されるため、1995年から日本もこの訓練に参加している。今回は1999年に引き続き4回目の参加となる。
なお今回の訓練では、20万トン原油タンカーと客船がブノア港北東で衝突し、油流出と火災が起こったことを想定して、捜索救難、消防、油防除、周辺警戒などの訓練を実施する予定。【海上保安庁】