第５回大西洋沿岸アフリカ諸国漁業協力閣僚会議がガボンで開催

【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2001.10.24 【情報源】水産庁／2001.10.24 発表

　２００１年１０月１５日から１９日にかけて、ガボンのリーブルビル市で第５回大西洋沿岸アフリカ諸国漁業協力閣僚会議が開催された。
　今回の会議には加盟国２２か国中１８カ国が出席。
　日本はオブザーバーとして出席したが、「第２期北西太平洋鯨類捕獲調査（ＪＡＲＰＮ２）」の結果を中心に、鯨類の捕食が漁業資源に与える影響についても説明を行ったほか、大西洋でのかつお、まぐろ漁業に関連し、西アフリカ諸国がＩＵＵ（違法・無規制・無報告）漁船に船籍を付与しないよう要請を行った。
　なお、鯨類の捕食調査については、この会議の中でも重要性が指摘され、日本に対して調査の継続と第６回閣僚会議での結果報告が要請された。また、ＩＵＵ漁船についても多くの出席者からも問題点が指摘されたため、今回の閣僚会議の最終報告として採択された「リーブルビル宣言」の中で、ＩＵＵ漁船を防止するために必要な措置を講ずることなどが盛り込まれた。【水産庁】