一般財団法人環境イノベーション情報機構
ハンガリーからの家きん輸入を07年1月25日から一時停止 高病原性鳥インフルエンザ発生で
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2007.01.26 【情報源】農林水産省/2007.01.25 発表
ハンガリーで血清亜型H5(注1)の高病原性鳥インフルエンザが発生したという情報がハンガリー農業・地方開発省から寄せられたことを受け、農林水産省は2007年1月25日、同国からの家きん(鶏、七面鳥、あひる、うずら、がちょう)・家きん肉などの輸入を一時停止することを決め、関係機関に通知した。ハンガリーから日本への家きん、家きん肉の輸入では、06年1月から11月に家きん肉など232トン、家きんの臓器など257トンを輸入した実績がある。
なお、鳥インフルエンザ発生国・地域からの家きん、家きん肉の輸入停止は、家きんがウイルスに感染することを防止するための措置であり、食品衛生を目的としたものではない。
(注1)鳥インフルエンザウイルスはたんぱく質の違いからA・B・C型の3つに分類され、A型ウイルスはさらにウイルスの表面に存在する突起上のH(赤血球凝集素)とN(ノイラミニダーゼ)に対する抗体の型で分類されている。HではH1〜15の15型、NではN1〜9の9型が知られている。【農林水産省】