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環境ニュース[国内]

PETの食品健康影響評価案への意見募集開始 乳・乳製品の容器包装としての評価

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2007.01.19 【情報源】内閣府/2007.01.18 発表

 内閣府食品安全委員会は平成19年1月18日、乳・乳製品の容器包装規格基準にポリエチレンテレフタレート(PET)に関する基準を追加するための食品健康影響評価案を公表し、この案について19年2月16日17時(必着)まで意見募集を行うことにした。
 ポリエチレンテレフタレートはペットボトルの主成分で、強靱性、耐薬品性、透明性に優れ、発酵乳、乳酸菌飲料、コーヒー牛乳などの容器としてはすでに使用が認められているが、牛乳等(牛乳、低脂肪乳、成分調整牛乳など)の容器としては、これまで要請がなく使用が検討されていなかった。
 今回の評価案は、関係業界団からポリエチレンテレフタレートを牛乳等の容器包装として追加することが厚生労働省に要請されたことを踏まえて、厚生労働省から食品安全委員会に食品健康影響評価の実施が依頼され、検討されたもの。
 (1)原材料が国内の一般食品用の器具・容器包装に広く使われ、欧米でも安全性評価を受けていること、(2)添加物が牛乳等に使用が認められている範囲内であること、(3)食品擬似溶媒を使用した溶出試験で金属触媒、添加剤、重金属、蒸発残留物の溶出量はほぼ検出限界未満であり、牛乳を溶媒とした溶出試験でも、カドミウム、アンチモン、ゲルマニウム溶出量が検出限界未満だったこと−−を踏まえ、「すでに乳酸菌飲料などに使用されるポリエチレンテレフタレート向けに定めれられている規格基準が確保され、容器に入った牛乳等が適切な条件下で管理される場合には、ポリエチレンテレフタレートを牛乳等に使用しても十分な安全性が確保される」という判断を示している。
 意見は郵送、FAX、意見募集サイトで受付けている。宛先は内閣府食品安全委員会事務局評価課(住所:〒100−8989東京都千代田区永田町2−13−10プルデンシャルタワー6階、FAX番号:03−3591−2236)。【内閣府 食品安全委員会】

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