「環境と持続可能な開発委員会レポート」2001年版公表

　カナダの「環境と持続可能な開発に関する委員会（the Commissioner of the Environment and Sustainable Development）」は、10月2日、2001年版のレポートを議会に提出した。同委員会は1996年に設立され、持続可能な開発に向けた政府の取組を評価するレポートを、毎年1回議会に提出している。
　今年のレポートは、特に、五大湖とセント・ローレンス川周辺の現状分析に重点が置かれている。また、気候変動対策や連邦政府自身の環境にやさしい取組等についても評価している。
　アンダーソン環境大臣はレポートを歓迎。「持続可能な開発そのものはゴールではなく、将来の世代のニーズを考慮する一方、今日の生活の質を改善することを目指す政策決定へのアプローチに過ぎない」と述べ、同レポートに基づき今後も各種政策を進めていくとしている。【カナダ連邦環境省】