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環境ニュース[国内]

FAOレイキャビック会合の結果 日本は宣言採択を棄権

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2001.10.11 【情報源】水産庁/2001.10.11 発表

 2001年10月1日から4日にかけて、アイスランドのレイキャビックで「海洋生態系における責任ある漁業に関するFAO(国連食糧農業機関)レイキャビック会合」が開催された。この会議はアイスランドとFAOの共催によるもので、58か国から約400名が参加した。
 今回の会合では(1)生態系漁業管理に関する研究の包括的推進、(2)FAOの責任ある漁業に関する行動計画・食糧安全保障に関する漁業の持続的貢献に関する京都宣言の実施、(3)地域漁業機関・グローバルな漁業機関の強化・改善、(4)海洋生態系解明のための食物連鎖、種間競合・相互作用、海洋生物資源の胃内容物の研究の実施、(5)海面養殖業と漁業の相互作用の監視−−などの内容を盛り込んだレイキャビック宣言が採択された。
 ただし日本は、漁業と海産哺乳動物の相互関係の問題が宣言文に言及されなかったこと、国連海洋法条約などで示されている海産哺乳動物を含む海洋生物資源を管理の対象として排除したことから、コンセンサスには参加せず棄権した。
 なお、レイキャビック宣言は2001年11月の第31回FAO総会での検討を経て、2002年9月に南アフリカで開催予定のヨハネスブルグサミットに提出される予定。【水産庁】

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