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環境ニュース[国内]

東アジア地域の酸性雨状況第1次評価報告書案を了承 EANET第8回政府間会合

地球環境 酸性雨】 【掲載日】2006.12.04 【情報源】環境省/2006.12.04 発表

 2006年11月29日・30日の両日、ベトナム・ハノイで、東アジア酸性雨モニタリングネットワーク(EANET)に関する第8回政府間会合が開催された。 
 EANETはアジア各国が参加している酸性雨観測のネットワークで、各国が共通の手法で酸性雨モニタリングを行うことにより、酸性雨の現状について各国間の情報・意識の共有化を図り、その科学的基盤に立ち、国際協調の下での酸性雨対策につなげていくことを目的にしている。
 今回の会議では、(1)EANETが2010年までの5年間に進めるべき越境大気汚染に関する調査研究戦略、(2)EANETへの拠出を行うための基盤文書を検討する「将来発展作業部会」の実施要領、(3)東アジア地域の酸性雨の状況を初評価した「第1次評価報告書」案−−などが議題となった。
 このうち調査研究戦略の基本的な方向性や活動項目は、05年の第7回会合で採択ずみだったが、今回はこれらを踏まえた具体的な活動内容が採択された。
 また「将来発展作業部会」については、「基盤文書の検討結果を第10回政府間会合で報告する」とした第7回会合での決定にもとづき、部会の今後2年間の実施要領が採択された。次回作業部会は07年春に開催予定。
 東アジア地域の酸性雨状況に関する第1次評価報告書案は、01年にEANETが本格稼働されてから蓄積された酸性雨に関する4年分のデータをとりまとめ、解析・評価することが第6回会合で承認されていたが、今回はこの報告書の内容案が提示され、この内容について必要な修正を行った上で公表することが了承された。
 次回の第9回政府間会合は07年秋にラオスで開催される予定。【環境省】

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