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環境ニュース[国内]

オブザーバー乗船緩和など合意 北西大西洋漁業機関第28回年次会合

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2006.10.02 【情報源】水産庁/2006.09.29 発表

 2006年9月18日から22日にかけて、カナダのダートマスで北西大西洋漁業機関(NAFO)第28回年次会合が開催された。
 NAFOは、北緯35度以北の北西大西洋海域の漁業資源の管理・保存に貢献することを目的として1979年に設立された地域漁業管理機関。
 今回の年次会合では、(1)NAFOの分担金計算方法など機能強化策を引き続き検討すること、(2)4か所の海・山で漁業一時停止(モラトリアム)を行い、2010年にその結果を評価すること、(3)公海上の条約領域で操業する全ての船にオブザーバーの乗船を義務づけた現行制度を緩和し、船に追加的な報告義務を課すことにより加盟国のオブザーバー乗船率を25%まで削減できるようにすること、(4)北東大西洋漁業委員会(NEAFC)のIUU(違法、無報告、無規制)漁船リストをNAFOのIUUリストに掲載する手続き、(5)海洋性アカウオの網目規制をNEAFC水域と合致させ100ミリメートルとすること、(6)3O区アカウオの網目規制を緩和した場合の混獲種への影響を科学理事会が評価すること−−が合意された。
 また、(7)資源回復計画が実施中の3LMNO区カラスガレイの04、05年漁獲が、設定されたTAC(漁獲可能量)を上回っていることが科学理事会から報告されたことから、この報告に対し加盟国から懸念が表明された。【水産庁】

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