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環境ニュース[国内]

平成12年度環境測定分析統一精度管理調査結果を公表

健康・化学物質 ダイオキシン】 【掲載日】2001.09.12 【情報源】環境省/2001.09.11 発表

 環境省では、平成12年度に実施したダイオキシン類等を対象とした環境測定分析統一精度管理調査の結果を取りまとめた。
 この調査は環境省が昭和50年度より行っているもの。環境測定分析に従事する機関に指定方法により均一に調整された環境試料を分析させ、解析結果のばらつきなどを把握するとともに、分析方法の改善資料とするなど、環境測定分析の信頼性確保や精度向上のために役立てている。
 平成12年度は、金属類(ニッケル、水銀カドミウム、アンチモン)4項目、スチレン2量体、スチレン3量体及びエストラジオール類を調査項目とした模擬水質試料と、ダイオキシン類を調査項目とした標準液試料と底質試料を対象として調査を行った。分析機関からの回答は、前者が476機関、後者が127機関であった。
 その結果、異常値等により棄却される回答数は、底質試料からのダイオキシン類異性体の分析で17項目中2項目で30%を超えるなどの結果が出たが、それ以外の試料ではおおむね数%の範囲であった。また異常値を除外した後の各分析機関の間のばらつきについては比較的良好であり、過去に実施した調査結果等と比べても相応な精度が確保されていることがわかった。
 なお平成13年度の調査は、化学的酸素要求量(COD)、ノニルフェノールなどを調査項目とした模擬水質試料とばいじん中のダイオキシン類を調査項目とした廃棄物試料を対象として精度管理調査を行う予定で、平成13年9月11日より参加機関を公募している。【環境省】

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