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環境ニュース[国内]

輸入割当制度についての議論は平行線 日・EU水産物貿易協議

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2001.08.21 【情報源】水産庁/2001.08.20 発表

 2001年8月14日から15日にかけて、ベルギーのブリュッセルで日・EU水産物貿易協議が開催された。
 今回の協議は、日本の水産物輸入割当制度についての3回目の包括的協議であるが、日本側は引き続き、日本沿岸・沖合の漁業資源の保存管理のために輸入割当制度は必要であるとの主張を行い、一方EU側も、資源保存のための貿易制限措置は国際機関の決定に基づくものに限られるべきであり、輸入割当制度の撤廃を求めるとの主張を行ったため、議論は平行線をたどった。
 このため、この件については更に協議を続けることで合意、次回協議は外交ルートで調整する予定となった。なお現在、主要国で水産物輸入割当制度を維持しているのは日本だけとなっている。
 更に、2001年のアジ、サバ、イワシ、大西洋ニシン、タラの卵の輸入割当枠についても協議が行われ、日本としてアジについては12万トン、サバについては22万トン、イワシについては2万6千トン、大西洋ニシンについては6万2千トン、タラの卵については8万3千トンの措置をとることとした。【水産庁】

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