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環境ニュース[国内]

茨城県茨城町の2養鶏場で鳥インフルエンザウイルスの抗体陽性確認 過去の検査不正も判明

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.12.21 【情報源】農林水産省/2005.12.18 発表

 茨城県茨城町の愛鶏園若宮農場(飼養鶏数:約8万羽 開放型鶏舎4鶏舎)と同宮ヶ崎農場(飼養鶏数:約8万羽 開放型鶏舎4鶏舎)で、平成17年12月18日までにH5亜型の鳥インフルエンザウイルス(注1)抗体が確認されたため、「抗体陽性のみつかった開放型鶏舎については、養鶏場内のすべての鶏を殺処分する」という防疫対応方針に基づき、全飼養鶏に対する殺処分が命令された。
 これら2養鶏場の過去のウイルス検査結果はいずれも陰性だったが、あらかじめ陰性と思われる鶏を農場内の別な鶏舎から移動しておき、検査に提供していた不正為があったことが今回の検査で判明。
 茨城県は不正行為を行った理由などについて引き続き調査する方針。
 なお、愛鶏園若宮農場・宮ヶ崎農場の半径5キロメートルは新たに移動制限区域として設定し、区域内の養鶏場で新たな感染が生じないことを確認するまでの間、飼養鶏などの移動制限が実施されることになる。

(注1)鳥インフルエンザウイルスはたんぱく質の違いからA・B・C型の3つに分類され、A型ウイルスはさらにウイルスの表面に存在する突起上のH(赤血球凝集素)とN(ノイラミニダーゼ)に対する抗体の型で分類されている。HではH1〜15の15型、NではN1〜9の9型が知られている。【農林水産省】

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