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環境ニュース[国内]

海洋ゴミ問題に関するプロジェクト推進を決定 NOWPAP第10回政府間会合

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2005.11.28 【情報源】環境省/2005.11.28 発表

 2005年11月24日から26日にかけ、富山県富山市の富山国際会議場で北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)第10回政府間会合が開催された。
 NOWPAPは国連環境計画(UNEP)が提唱した地域海行動計画の1つで、日本海・黄海の環境保全を目的として1994年に日本、韓国、中国、ロシアの4か国により発足。環境モニタリングプログラムの作成、海洋汚染に対する地域協力の推進を内容としている。
 今回の政府間会合は、NOWPAP本部事務局の機能を担う地域調整部事務所が日本の富山と韓国の釜山の双方に設置されてから初めての会合。
 NOWPAP加盟4か国代表が参加し、海洋ゴミ問題への対策、NOWPAP地域油流出緊急時計画の地理的適用範囲の拡大、日露合同油防除総合訓練との連携、今後のNOWPAPの活動などについて議論が行われた。
 その結果としては(1)海洋ゴミ問題にNOWPAPが一致して取組み、ワークショップ開催、ガイドラインやモニタリング計画の作成、クリーンアップキャンペーンの実施などを内容としたプロジェクトを進めていくこと、(2)NOWPAP地域油流出緊急時計画の適用範囲をサハリン沖、オホーツク海を含む海域にまで拡大すること、(3)06年にサハリンで開催される日露合同油防除総合訓練をNOWPAPの枠組みにおける初めての訓練としても位置づけること−−などが合意された。【環境省】

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