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環境ニュース[国内]

茨城県小川町の養鶏場、密閉型2鶏舎で鳥インフルエンザウイルス分離

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.11.09 【情報源】農林水産省/2005.11.08 発表

 平成17年11月7日にH5亜型A型鳥インフルエンザウイルス(注1)の抗体陽性が確認された茨城県小川町の森屋農場(飼養鶏数:約95万羽)で、2鶏舎の鶏にウイルスが分離されたため、この2鶏舎の全飼養鶏について翌8日付で茨城県から殺処分命令が出された。
 今回の命令は「開放型鶏舎については養鶏場内のすべての鶏を殺処分するが、密閉型鶏舎については殺処分の対象をウイルスが分離された鶏舎だけに限定し、抗体陽性が確認された鶏舎にも移動制限、継続的なウイルス分離検査などを内容とする農場監視プログラムを適用できる」とした新防疫対応案(注2)に基づいたもの。
 森屋農場は全14鶏舎がウインドレス(密閉型)であったことから、殺処分の対象がウイルス分離が確認された2鶏舎に限定された。なお空き鶏舎である3鶏舎を除く残り9鶏舎については、2週間ごとのウイルス分離検査を含む3か月間の監視が実施される予定。

(注1)鳥インフルエンザウイルスはたんぱく質の違いからA・B・C型の3つに分類され、A型ウイルスはさらにウイルスの表面に存在する突起上のH(赤血球凝集素)とN(ノイラミニダーゼ)に対する抗体の型で分類されている。HではH1〜15の15型、NではN1〜9の9型が知られている。
(注2)17年9月2日に開催された「食料・農業・農村政策審議会消費・安全分科会家畜衛生部会第15回家きん疾病小委員会」で了承された防疫対応案。【農林水産省】

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