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環境ニュース[国内]

平成13年度第2期北西太平洋鯨類捕獲調査が終了

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2001.08.07 【情報源】水産庁/2001.08.06 発表

 平成13年度の第2期北西太平洋鯨類捕獲調査に従事した調査母船「日新丸」など6隻が、平成13年5月14日から8月3日にかけて実施した三陸沖〜カムチャッカ半島南方水域での調査を終え、日本各地の港へ入港する。
 北西太平洋鯨類捕獲調査は、国際捕鯨委員会(IWC)を設置した国際捕鯨取締条約第8条に基づき実施している調査で、1994年から1999年まで実施したミンク鯨の系統群調査を主目的とした第1期調査が終了し、2000年からは鯨と漁業の競合関係の解明とした第2期調査を開始している。  
 今回の調査では、(1)ミンク鯨、ニタリ鯨及びマッコウ鯨の摂餌生態、生態系における役割の解明、(2)ミンク鯨、ニタリ鯨、マッコウ鯨の系群構造の解明、(3)鯨類及び海洋生態系に対する海洋環境の影響調査を目的としており、調査用にミンク鯨100頭、ニタリ鯨50頭、マッコウ鯨8頭を捕獲した。また、結果として、ミンク鯨とニタリ鯨が同一生態系内での分布や餌生物を季節的に使い分けている可能性があることを観察したほか、ミンク鯨やマッコウ鯨が多様な食性を持っていることを確認した。【水産庁】 

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