一般財団法人環境イノベーション情報機構
大型クラゲ、岩手県宮古沖に到達 16年度に比べ約2か月早く
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.09.26 【情報源】水産庁/2005.09.22 発表
水産庁は平成17年9月16日から21日までの日本沿岸の大型クラゲの出現状況をまとめ、公表した。日本沿岸では14年以降毎年、日本海を中心にエチゼンクラゲなどの大型クラゲが大量出現し漁業被害が発生しているが、17年は長崎県対馬沖への出現が7月8日と16年度と比較して1か月ほど早かったほか、はじめて太平洋側でも出現が確認されている。
今回の公表内容によると、大型クラゲは九州から本州にかけての日本海側全域で確認されたほか、津軽海峡を通過した北海道南部上磯沖や岩手県宮古沖にも出現。また太平洋沿岸南部でも、四国沖から房総半島犬吠埼沖までの広範囲で確認されたという。
日本海側を北上したクラゲが岩手県に到達した時期は、16年度に比べ約2か月早い。【水産庁】