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環境ニュース[国内]

第53回IWC年次会議 改訂管理制度今年も決着に至らず

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2001.08.01 【情報源】水産庁/2001.07.30 発表

 2001年7月3日から27日までイギリスのロンドンで、国際捕鯨委員会(IWC)加盟国40か国、非加盟国4か国、国際機関7組織の出席により、第53回IWC年次会議が開催された。
 1992年から審議を続けている鯨類資源の新しい管理制度「改訂管理制度(RMS)」については、今回の年次会合でも決着に至らなかった。このため、今後日米を含む8か国による作業部会で原案づくりを行い、2002年3月15日までに検討結果を締約国政府に送付することとなった。
 また、オーストラリア・ニュージーランドが提案していた南太平洋での鯨類サンクチュアリー(禁漁区)設定提案については昨年に引き続き今回も否決されたが、一方で、日本が長年要求している日本海沿岸でのミンク鯨50頭の暫定捕獲枠についても、賛成16票、反対20票、棄権2票で否決された。
 なお、今回の会議では、捕鯨についての考え方が異なる日米が共同で、鯨類による魚類の捕食量などについての調査促進についての決議案を提出、この提案については全会一致で採択された。【水産庁】

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