一般財団法人環境イノベーション情報機構
16年度フロン類破壊量、計2,976トンに
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2005.06.29 【情報源】環境省/2005.06.28 発表
経済産業省と環境省は「特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律(フロン回収破壊法)」に基づき、フロン類破壊業者から報告された平成16年度のフロン類破壊量をとりまとめ、17年6月28日付けで公表した。16年度のフロン類破壊量の総計は約2,976トンで、15年度の破壊量と比べると約23%増加した。
フロン類の種類別に見ると、CFC(クロロフルオロカーボン)が約954トン、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)が約1,604トン、HFC(ハイドロフルオロカーボン)が約418トンであった。
また、フロン類破壊業者に引き取られたフロン類をフロン回収破壊法の特定製品別に見ると、第一種特定製品となっている業務用冷凍空調機器から回収されたものは、15年度より約23%増加した約2,490トンにのぼったほか、第二種特定製品のカーエアコンから回収されたものも約456トンと15年度より約10%増加していた。
なおカーエアコンからの冷媒フロン類回収は、17年1月以降は「使用済自動車の再資源化等に関する法律(自動車リサイクル法)」に基づいて実施されているが、今回の発表統計は、フロン回収破壊法に基づいて回収・破壊された16年4〜12月分と自動車リサイクル法に基づいて回収・破壊された17年1〜3月分のデータを合計したもの。【環境省】
記事に含まれる環境用語
- クロロフルオロカーボン
- フロン
- フロン類破壊業者
- 使用済自動車の再資源化等に関する法律
- 自動車リサイクル法
- 第一種特定製品
- 第二種特定製品
- 特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律