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環境ニュース[海外]

EU、大気質は改善を示すも19万人超が大気汚染で早死していると報告

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2025.12.17 【情報源】EU/2025.12.01 発表

欧州環境庁(EEA)は、欧州における大気汚染の健康影響に関する年次報告書を公表した。
微小粒子状物質(PM2.5)、二酸化窒素(NO2)、オゾン(O3)という三大汚染物質への長期的暴露による健康への影響は低下し続けているという。

PM2.5による早死は2005〜2023年に57%減少した。EU汚染ゼロ行動計画の目標である55%減は2023年に達成したことになる。
・いまだ欧州の都市住民の95%が世界保健機関(WHO)の指針を大きく超える大気汚染に晒されている。特に欧州東部及び南東部の国で大気汚染濃度が高い。
大気汚染をWHO指針に抑えれば、2023年にPM2.5による早死を18万2,000人、O3による早死を6万3,000人、NO2による早死を3万4,000防げた。

EUは2014年から大気汚染に起因する早死の件数を推定している。
2024年には改正環境大気質指令が発効し、EUの大気質基準をWHO指針に近づけた。

【欧州環境庁】

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