一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス、より緑豊かに持続可能な成長を目指す「環境改善計画2025」を公表
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2025.12.17 【情報源】イギリス/2025.12.01 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、「環境改善計画(EIP)2025」を公表した。EIPは、2043年までを見据えた、イングランドの自然環境改善のための戦略的枠組みである。
今回、EIP2025として見直され、環境法によって定められた目標の達成に向けた中間目標も更新された。
自然・気候危機への対処、公衆衛生の改善、そして持続可能な成長を目指す5ヶ年のロードマップとなっている。
主な2030年目標は次のとおり。
・国民が曝される微小粒子状物質(PM2.5)の平均濃度:2018年比30%減
・野生生物が豊富な生息地の創出又は再生:25万ヘクタール
・外来種の定着率:2000年比で50%以上減(新設の目標)
加えて同省は、この計画を後押しするため、景観再生のための助成金(5億ポンド)や泥炭地の改善・再生のための助成金(8,500万ポンド)等を発表している。
また、以下の措置も講じるという。
・有機フッ素化合物(PFAS)対策
・汚泥の散布規則の見直し
・新たな樹木行動計画の公表
・メタン(特に農業由来)排出削減策
【イギリス環境・食糧・農村地域省】