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環境ニュース[海外]

世界の気候科学者を集め 気候変動国際会議を開催

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.02.09 【情報源】イギリス/2005.02.03 発表

 「危険な気候変動を回避しよう」をテーマに、世界の第一線の気候科学者が集まり、2月1日から3日まで、イギリスのエクスターで気候変動国際会議が開催された。この会議は、イギリス気象庁ハドレー気候予測・調査センターによって開催されたもの。
 イギリスのベケット環境大臣は、同会議の席で、気候変動と闘うため、エネルギーの生産・使用方法を見直す必要があること世界各国に訴えた。同環境大臣は冒頭演説で、京都議定書が2月に発効することを歓迎しながらも、同議定書では、1990年〜2010年にかけて30%も増加すると見込まれているCO2排出量のうち、わずか2〜3%しか削減できない点を指摘し、「我々は、低炭素技術、エネルギーの効率化、排出取引スキーム、そして途上国からの排出量の増加を抑制しつつ、開発援助のための資源や新技術を提供するクリーン開発メカニズムを通して、前進していかなければならない」と取り組みの強化を強調した。
 会議最終日の2月3日には、科学助言委員会から報告書が提出された。ベケット大臣は、この報告書が、2005年にG8及びEU議長国を務めるイギリスにとって、また、2005年後半に開催される「エネルギー・環境閣僚円卓会議」及び「エネルギー研究会合」などの会議にとって、科学的なバックグラウンドを示すのに役立つだろうとコメントした。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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