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環境ニュース[海外]

EU 京都議定書の目標達成は可能 2010年までの予測を公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.01.14 【情報源】EU/2004.12.21 発表

 EU全体及びほとんどのEU加盟国は、現在計画されている政策、措置、第三国における事業により、京都議定書上の温室効果ガス排出削減目標を達成することができる・・・欧州委員会により採択された進捗報告により、EUが目標達成の路線上にあることが明らかとなった。
 EU15カ国は、合計で、2008年から2012年までに、温室効果ガス排出量を1990年レベルから8%削減することを約束しているが、EU新加盟国のほとんどは8%を削減目標としている。2002年までに、EU15カ国で2.9%、EU25カ国で9.0%の排出削減がなされた。
 加盟国からの最新の排出予測によれば、既存の国内政策や措置の組み合わせ、すでに計画の相当進んだ段階にある追加的政策や措置、京都議定書に基づく共同実施事業及びクリーン開発メカニズム事業により得られる排出クレジットにより、2010年までにEU15カ国において8.6%の削減を達成できる(この予測には、2005年からの排出取引スキーム、及び森林などの「シンク」は含まれていない)。また、削減目標を持つ新加盟国は、全て、既存及び追加的な政策及び措置により京都議定書の目標を達成する道程にある。
 なお、イギリス、スウェーデン、チェコ共和国、エストニア、ハンガリー、ラトビア、リトアニア、ポーランド及びスロバキア共和国については、既存の政策・措置だけで、目標を達成することができると見込まれている。また、オランダとルクセンブルグは、共同実施事業及びクリーン開発メカニズム事業によって得られる排出クレジットを活用すれば目標を達成することができる。【欧州委員会環境総局】

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