2005年G8議長国イギリス　気候変動対策を重視する方針を打ち出す

　ウィッティ環境大臣は、イギリスが来年G8議長国となり、また、今後EU議長国となるのを契機として、気候変動対策への機運を盛り上げていく必要性を訴えた。
　ロンドンで開催された「大気浄化と環境保護世界会議」において、ウィッティ大臣は、「国際的に、我々が最も重視しているのは気候変動である・・・来年のG8では、気候変動について、協調的な行動に向けた明確な姿勢を打ち出すことが重要だ。イギリスがEU議長国となる際にも同様だ」と述べた。
　同大臣は、イギリスは最も熱心に京都議定書を支持している国の一つで、さらに、政府のエネルギー白書で、2050年までにCO2を60％削減する目標を掲げたことを強調。イギリスは京都議定書の目標を達成するためにできることを示しており、1990年のレベルと比較して、2003年に温室ガス全体は14%、CO2では7%の削減を行ったと述べた。【イギリス環境・食糧・地方事業省】