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環境ニュース[海外]

2002年 EU15カ国の温室効果ガス排出は減少

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2004.08.03 【情報源】EU/2004.07.15 発表

 欧州委員会及び欧州環境庁により発表されたデータによると、EU15加盟国からの温室効果ガスの排出量は、2002年、前年から0.5%減少した。
 京都議定書の対象になっている6種の温室効果ガスの排出量は、2000年及び2001年には、それぞれ前年比0.2%、1.3%と増加したものの、2002年には減少し、基準となる1990年と比べると、約3%減となった。この減少の主な理由は、石炭からガスへのシフトと、製造業及び家庭からの排出減少である。この削減はEUにとって小さな一歩であるが、今後8年間で、1990年比で8%削減するというEUの目標に近づくものである。
 ただし、気候変動を防止するという中・長期的な目的のためにはさらなる削減を達成しなければならない。また、2012年までに直線的に8%削減するものすると、2002年では4.8%削減されていなければならいが、これより1.9%も多いのである。
 なお、EU15ヶ国のうち、自力で目標を達成する道筋にある国は4ヶ国(フランス、ドイツ、スウェーデン、イギリス)しかない。他の国々は、目標達成のために、京都議定書上の柔軟性措置を用いざるをえない。特に、スペイン、ポルトガル及びアイルランドは、目標からの乖離が著しい。【欧州委員会環境総局】

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