一般財団法人環境イノベーション情報機構
ハンブルク港の新式のコンテナ輸送・積替え施設に助成
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2003.10.09 【情報源】ドイツ/2003.09.24 発表
ドイツ連邦環境省と連邦交通省は、コンテナ輸送会社「Port Feeder Barge GmbH Hamburg」が、ハンブルク港において計画中の新式のコンテナ輸送・積替えシステムに対し、それぞれ「環境汚染低減のための投資プログラム」と「複合輸送における積替え施設のための投資プログラム」から、助成を行うことを発表した。ハンブルク港は、ヨーロッパ第2の港である。ターミナル間やターミナルと貨物貯蔵施設間は、相当な距離の移動が必要であり、現在は、トラックで運んでいるものの、大気汚染や騒音などの問題が発生している。同社で計画中のシステムは、毎日、定期的に様々なターミナル間を行き来し、コンテナを輸送する平底荷船を運営し、さらに船に設置されたクレーンでコンテナの積み降ろしの作業を行うというものである。このシステムにより、水路利用の有利性を実証するとともに、大気汚染や騒音を削減することが期待されている。【ドイツ連邦環境省】