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環境ニュース[海外]

国連気候変動枠組条約、途上国への気候資金の新目標設定に向け会合を開催

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2024.05.16 【情報源】国連/2024.04.29 発表

国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、コロンビアのカルタヘナにおいて第9回技術専門家対話(TED9)、及び新規気候資金合同数値目標(NCQG)に関する特別作業プログラム第1回会合を開催し、2024年末までに気候資金の新たな目標を設定することをめざす協議を行った。
途上国への気候資金については、先進国が2020年までに年間1,000億ドル動員するという目標が2009年に合意された。この目標はパリ協定に基づき2025年まで延長され、現在はその後の目標となるNCQGの設定に向けた作業が行われている。資金に関する常設委員会の報告書によれば、途上国の気候行動計画を実施するには2030年までに累計約6兆ドルが必要だという。
NCQG設定作業は2021年のCOP26による特別作業プログラムの開設から始まり、同プログラム下でTEDがNCQGのタイムフレーム、質、量、資金源、透明性などを協議してきた。2024年は今後3回のTED及びそれに続く特別作業プログラム会合が予定され、交渉テキスト案の実質的な枠組みを作成して11月のCOP29の検討に付すことになる。

国連気候変動枠組条約

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