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環境ニュース[海外]

ケニア、世界規模の汚染モニタリングネットワークに参加

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2003.03.07 【情報源】国連/2003.02.27 発表

 2月27日、東アフリカ地域から排出される大気汚染物質等のモニタリングを行う、「ナイロビ検証ステーション(The Nairobi Validation Station)」が設立された。
 このステーションは、ハイテク技術を駆使し、東アフリカ地域の工場、運輸、バイオマスの燃焼等から排出されるオゾンを追跡する。また、この地域から、人為的あるいは自然的に排出されるオゾン層破壊化学物質の変遷を明らかにすることも主要な役割の一つとされている。
 こうした役割により、オゾン層保護及び地球規模で拡散する汚染物質の追跡に向けた国際的な取組みの中で、ナイロビは重要な地位を占めることになる。今回、設立されたナイロビのステーションは、ヨーロッパ宇宙局ENVISAT衛星や、ドイツ、北極のステーションとともに、世界的なネットワークの一部を構成するものとなる。
 なお、ナイロビにおける地域的な大気質のモニタリングにも役立ち、将来的には、スモッグや大気汚染物質に関する予報を市民に提供することなども可能となるであろう。【UNEP】

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