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環境ニュース[海外]

欧州委員会、水浴場指令の改正を提案

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2002.11.06 【情報源】EU/2002.10.25 発表

 欧州委員会は、欧州議会及び閣僚理事会に、水浴場の水質に関する指令の改正案を提出した。この提案は、25年にわたり効力を持った、これまでの指令(1976/160/EEC)と置き換えられるものである。
 新しい提案は3つの利点をもたらすこと、つまり、健康基準の改善、公衆の積極的な参加など管理の効率化、指令の実施方法について加盟国にさらなる柔軟性を与えることを目指している。
 健康基準については、下水の不完全な処理や家畜由来の汚染に対処するため、基準を大幅に強化する。
 水浴場管理に関しては、水浴場ごとに汚染源を評価し、管理計画を立てるものとしている。また、水浴場の状態、水質のモニタリング・データ、管理計画などに関する情報を公衆ができるようにする。管理計画の策定に当たって、公開の意見聴取も行われる。
 さらに、下水の不完全な処理や家畜由来の汚染が主要な問題であると明らかになったため、これまで重金属を含む17のパラメーターについて行われてきたモニタリングを単純化し、大腸菌など2種類の菌だけを対象とする。
 なお、欧州委員会は、新指令の採択から2年後に新基準・手続きが発効するよう提案している。【欧州委員会環境総局】

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