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環境ニュース[海外]

カナダ政府 企業等の温室効果ガス削減量の直接買い上げ事業を開始

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2002.10.24 【情報源】カナダ/2002.10.17 発表

 アンダーソン環境大臣とダリワリ天然資源大臣は10月17日、気候変動に関する「カナダ2000年行動計画」の新たなイニシアティブとして、「温室効果ガス排出除去・削減・教育のためのパイロット事業(Pilot Emission Removals, Reductions and Learnings:PERRL)」を発表した。これは、企業や団体に温室効果ガスの排出を早急に削減する経済的インセンティブを与えることを目的としており、カナダ政府が、承認された事業による温室効果ガス削減量を買い上げるもの(1トン当たりの価格が固定されている)。カナダ政府は、このプログラムについて、2007年末までに総額1500万カナダドル(11億2500万円)を充てる予定。
 まずは第1ラウンドとして、埋立ガスの捕獲(capture)と燃焼、及びCO2の捕獲と地質への固定化に関する取組について申し込みを受け付ける。カナダ政府は、この冬(2002〜03年)の間に、最初の買い上げ契約を締結したいと考えている。続く12〜18ヶ月間の第2ラウンドでは、再生可能エネルギー(クリーンエネルギー)、生物学的シンクを重点的に扱い、また第1ラウンドと同様の事業についても、予算と時間が許す限り対象としていく予定である。
 なおPERRLの運営・管理には、カナダ連邦政府があたるが、州・領域政府に対しても参加の道が開かれており、どのような形での参加が望ましいか現在検討されている。【カナダ連邦環境省】

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