一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

【続報】国際エネルギー機関、2016年に世界経済は成長したがCO2排出量は3年連続の横ばいであったと報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.04.04 【情報源】国際機関/2017.03.17 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、2016年のデータは経済成長とCO2排出量増加のデカップリング(比例関係の解消)が続いていることを示すものとしている。具体的には、2016年のアメリカの経済は1.6%成長したが、安価なシェールガスの供給増や魅力的な再生可能エネルギーが要因となってCO2排出量は大きく減少した。減少幅は世界最大の1億6000万トン(-3%)だった。CO2排出量の多い石炭の需要は世界全体で減少したが、特にアメリカでは11%と大幅に減少し、天然ガスによる発電量が初めて石炭を上回った。中国でも経済は6.7%成長したが、水力・風力・原子力発電の増加や、石炭から天然ガスへの転換等でCO2排出量は減少した。ビロルIEA事務局長は、経済が成長する中でCO2排出量が3年続けて横ばい状態にあるのは新たな傾向を示すもので、明るい兆しだと述べた。ただし、世界全体の排出量が確かにピークを打ったと言い切るのは時期尚早だとしている。【国際エネルギー機関

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース